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宇部につぼ焼き芋専門店「おいもや こぐま」 テイクアウト専門、家族で経営

「皆さんの憩いの場所になれたら」と藤本さん夫妻

「皆さんの憩いの場所になれたら」と藤本さん夫妻

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 つぼ焼き芋専門店「おいもや こぐま」(宇部市西小串5、TEL 0836-39-6955)がオープンして1カ月がたった。オープン日は1月6日。

「大学いも」などの商品

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 店主は、宇部出身の藤本和史さん。30年以上市内の企業でサラリーマンとして働き、宇部商工会議所青年部のメンバーとしても活動してきた。藤本さんは「コロナ禍前から自分で何かやってみたいと考えていた。50歳を過ぎて残りの人生の過ごし方を考えた時、家にいる時間を大切にし、家族と向き合う時間を作りたいと思った」と話す。

 同店は、山口県産のイモを使用した焼き芋をテイクアウト専門で販売する。藤本さんは「仕事の一環で全国のサツマイモを調査したことがあり、産地による味の違いなど、美味しさに魅了された。大人から子どもまで幅広い世代に受け入れられる焼き芋での出店を決めた」と話す。店外にベンチを設置し、その場で食べることができるスペースを用意する。

 使用するイモは「紅はるか」など、時期によって甘さが最適なものを仕入れるという。数カ月寝かしたイモを約2時間かけて低温でじっくり焼き上げることで、「強い甘みが引き出され、しっとりホクホク食感になる」という。

 商品のラインナップは、低温でじっくり焼き上げた「熟成壺焼いも」(100グラム、180円)、熟成壺焼きいもを使った「熟成大学芋 極」(1,000円)など。「大学いも」(各380円)は、べっこう飴でコーティングした「カリカリ大学いも」と、蜜をかけた「とろとろ大学いも」の2種類を用意する。

 このほか、芋ペーストと芋チップスをトッピングした「こぐまソフトクリーム」(480円)、サツマイモを揚げたチップス「こぐまポテト」(数量限定、250円)や、平日限定の「安納芋のいも天」(250円)など、季節ごとの商品も販売する。

 藤本さんは「子どもたちも店を手伝ってくれる。家族みんなで楽しく細く長くやっていけたら。昔ながらの味わいや新たな芋スイーツで、芋を食べる機会を増やしたい。おこづかいを持って寄れる駄菓子屋みたいな憩いの場所になれたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~18時(なくなり次第終了)。水曜、第3日曜定休。

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