職業体験イベント「あそびにイレブン」が6月2日、宇部の渡辺翁記念公園(朝日町)で開かれる。
同イベントは、子どもに職人の楽しさを体験してもらい、未来の街づくり、地域貢献や活性化につなげることを目的に開く。主催は、造園や植栽を手がける「岡本常盤園」(野中1)、市内でコンビニを展開する「MAEDA」(文京町4)、外構やエクステリアを手がける「竹重工業」(東岐波)を中心に構成する団体「あそびにイレブン」。
岡本常盤園の篠原達也社長は「昨年は、地元企業がコラボして地域貢献を目的に行ったが、今年はメインターゲットを小学生~中学生の子どもとその家族に据えて企画した。前回の大反響を受け、より広い会場で行う。このようなイベントを開くことで地域が元気になれば」と話す。
当日は、「ビスゴマ作り」(モトナガ建築)や「左官工事」(田中企画)などの職業体験や、「フォトフレーム作り」(堀江建装)、「写真家」(Blue Photo Base)、「アクセサリー作り」(マリマリブー)などのワークショップを16ブース設置。体験後に配布されるシールを3枚集めると抽選に参加できる「スタンプラリー」も実施する。
このほか、「PICODINER」(ホットドッグ)、「Cafe de ソルト」(スイーツ・タピオカドリンク)などのキッチンカーが8台以上来場し、よさこいや大道芸などのステージイベント、アームレスリング大会なども行う。
竹重工業の竹重匡裕社長は「職人たちが減ってきている現状がある中で、子どもたちに仕事を体験してもらうことで、将来職人を目指すきっかけになれば」と話す。
MAEDA役員の前田洋一さんは「昨年は、地域の子どもたちから喜びの声や、周辺の店舗や企業からの『面白いことをやっているね』という声を多くいただいた。ここまでの規模で開催するのは今回が初めて。勉強しながら今後も毎年一回は開催していきたいし、ほかにもできることがあれば、どんどんイベントを開いていきたい」と話す。
開催時間は10時~16時。雨天中止。