宇部ときわ公園内「ときわミュージアム 世界を旅する植物館」(宇部市野中3)で6月8日、珍奇な植物を展示する「ビザールプランツ展」が始まった。
同館が管理・栽培する世界の植物のうち、虫と共生する植物や2種類の葉っぱを持つ植物、食虫植物など、特に変わった形や特徴をもつ珍しい植物50点を厳選して「特別展示室」に展示する。
宇部市ときわ公園企画課主任で樹木医の越智大吾さんは「昨年は同時期にサボ展を開催した。今年は趣向を変えて、いつもは展示していない植物を出す機会を作ろうと企画した。園芸好きの人に『ビザールプランツ』が流行しているので、その需要に応えたい。実は日本にはここにしかないものもあるので、これをきっかけに知ってもらえれば」と話す。
期間中、ビザールプランツに関する問題に答えると同展限定カードを進呈するクイズを実施するほか、同月29日と30日には植物販売を行う。
越智さんは「知らないだけで、実は珍しい植物がたくさんある。秘蔵のコレクションを一挙公開しているので、ぜひ見に来てもらいたい」と笑顔を見せる。
宇部市ときわ公園企画課主任の島谷恵子さんは「トゲトゲしたもの、ふわふわの産毛があるもの、ボコボコしたもの、うねうねとした複雑な動きのものなど、いろいろな形や色合いが楽しめる。植物について楽しく学べる植物館にぜひ来館してもらえれば」と呼びかける。
今月30日まで。火曜休館。