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宇部でものづくり体験イベント「夏の美術室2024」 体でアートを楽しむ

会場の様子

会場の様子

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 夏休みの子ども向けアートイベント「夏の美術室2024」が7月19日、ときわ湖水ホール(宇部市沖宇部)アートギャラリーで始まった。

常設する「工作室」

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 ものづくり体験の場として2014(平成26)年から実施している同イベント。今年は「素材とかたち からだであそぼう」をテーマに、県内外で活躍するエデュケーターによるワークショップや彫刻コレクションの展示などを行う。

 宇部市文化振興課・学芸員の佐藤麻由さんは「見るだけでなく、工作・制作体験ができるイベントとして続けてきた。これまでの彫刻教育やワークショップの反響から、今回は作る時の体の感覚を楽しみながら制作体験ができるようになっている。何かを作るといっても何から始めたらいいかわからない子にも体験してもらいたい」と話す。

 期間中、会場にある道具や材料を使って自由にものづくりが楽しめる「工作室」や、「宇部市彫刻コレクション展示」、市内小中学校での彫刻教育の取り組みを紹介する「彫刻教育紹介展示」、山口大学工学部感性デザイン工学科による「屋外彫刻ミュージアム建築模型展」(7月20日~)を常設する。

 ワークショップは、「スーパーで買える材料でテンペラ画を描こう」(7月21日)、「のんびり美術ラボ みんなで水彩絵の具をつかってみるぞ」(7月26日)、「彫刻としゃべろう!」(7月28日、参加料無料)、「まぜてこすってフエルトをつくろう」(8月3日)、「いろいろな材料で遊ぼう」(8月10日・11日、当日随時受付)、「金属ビスマス再結晶実験!」(8月24日)の6回を予定する。各回500円(事前申し込み・先着順)。

 8月2日には、障がいのある人と家族および介助者限定利用デー「ドリームデイ@夏の美術室2024」(事前申し込み)を全館貸し切りで初めて実施する。

 佐藤さんは「美術には作る喜び、触れる喜び、見る喜びがあり、美術を楽しむことは生活を楽しむことにもつながる。工作体験を含め、気軽に来館してもらい、園内の施設と合わせて楽しんでもらいたい」と来場を呼びかける。

 開場時間は10時~16時。8月25日まで。火曜休館(8月13日は開館)。

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