今年6月に地元テレビや新聞で取り上げられ話題になった「ときわミュージアム」(宇部市野中3、TEL 0836-37-2888)の「人面サボテン」が、サボテン室でひっそりと展示されていることが分かった。
人面サボテンは、企画展示室で今夏開催していた「サボテンペン画展」に合わせてオブジェとして展示されていたが、会期終了後、冷房などの影響の恐れがあることから、サボテン室に移された。現在、サボテン室の入口ドア付近にひっそりと置かれている。
もともと企画展のためにバックヤードにあったサボテンを持ち出した際、職員が人の顔に見えることに気付いて「人面サボテン」と名付けられた経緯もあり、同品種のサボテン「金鯱(きんしゃち)」のそばに置くと「人面サボテン」とは気付きにくい。
学芸員の山本容資さんは「話題になったときは、プレートを付けたり、建物の入り口に置いたりしたので目立っていたが、今は気付く人は少ない。床に置いていることから見下ろすようになるので分かりづらくなっているのかも。目線を低くして、真横から見るとそれらしく見える」と話す。
開館時間は9時~17時。火曜休館。入館無料。(©マルニ)