
宇部市の特産品である「山口茶」の魅力を発信する恒例イベント「宇部市お茶まつり」が5月6日、宇部市小野の「アクトビレッジおの」で開催される。
新茶の販売や製茶体験など、お茶づくしの企画が満載で、今年は新たに栽培が始まった希少な高級茶「玉露」の紹介に力を入れる。
宇部市農業振興課の岡本賢一郎課長は、家庭でお茶を飲む習慣が減少傾向にある現状を踏まえ、「お茶の価値を高めるため、高品質なお茶の生産に挑戦した。今年初めて栽培した『玉露』は、イベント開催時期と一番茶の摘み取り時期が重なるため、お披露目できるかは微妙だが、間に合えばぜひ紹介したい」と意気込みを語る。
当日は、「アクトビレッジおの」の広大な敷地を3つのエリアに分け、多彩なイベントを展開する。タレントの兼頭のぞみさんが「一日園長」として来場し、会場を盛り上げる。
「フード&ドリンク」のエリアには、宇部北部地域で活動する店舗が出店し、お茶を使用した創作フードやスイーツ、ドリンクなどを提供する。「ワークショップ&雑貨」エリアは、 お茶に関連した手作り体験ができるワークショップや、お茶や地域にちなんだ雑貨などを提供する。「アクティビティ」エリアでは、 小野湖の豊かな自然を満喫できる「Eボート」や「カヌー」体験(有料)が楽しめる。
また、西日本最大級の広さを誇る「藤河内茶園」と会場を結ぶ無料シャトルバスを運行し、茶畑の景色を楽しめる「藤河内茶園見学バスツアー」を実施するほか、茶摘みから製茶までを体験できる「茶摘み&製茶体験」(中学生以上1,000円、小学生以下500円、各回定員24人、当日抽選)や、山口茶の試飲と柏餅などのお茶請けが味わえる「お茶まつりカフェ&お茶のテイスティング」(試飲無料、和菓子300円)、「もち&菓子まき」なども行う。
岡本課長は「ゴールデンウィーク最終日になるが、ご家族やご友人をお誘い合わせの上、ぜひ会場にお越しいただき、楽しい一日を過ごしてもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~15時。荒天の場合は、イベント内容が変更となる可能性がある。