
山口のカフェ「PLAN to PLANT some PLANTS(プラントゥプラントサムプランツ)」(山口市駅通り2)が、7月8日でオープン2カ月を迎える。
地元出身の店主・石本温美さんが、パートナーの大谷大志さんと切り盛りする同店。石本さんは「大学進学で山口を離れ、もう戻ることはないと思っていたが、ミスコン出場をきっかけに山口県をPRする機会があり、あらためて地元の魅力を再認識した」と話す。
「コーヒー好きの自分が、心からおいしいと思うコーヒーに出会い、店を出店できたらと思うようになった。自分が淹れたコーヒーを誰に飲んでもらいたいかと考えた時、山口に帰る決心がついた」と、Uターンを決意した経緯を振り返る。
店名は、植物好きの石本さんが「緑に囲まれた空間」をイメージして名付け、店内にテーブル席=25席、カウンター席=5席を備える。
ドリンクメニューの主役は「ドリップコーヒー」(450円)で、数種類の豆から好みのテイストを選べる。コーヒー豆は、埼玉県の「上田珈琲豆焙煎堂」(飯能市)から、その時期におすすめの豆を取り寄せている。石本さんは、「関東にあるいろいろな店のコーヒー豆を試してみて、私たちが一番好きな店。紅茶のような繊細な味に出会ったことが開業のきっかけにもなった」と、その豆へのこだわりを語る。
フードメニューは、「ローストビーフサンド」(800円)、「エビアボカドサンド」(750円)などの軽食のほか、「プリン」(450円)、「アフォガード」(600円)、「クッキー」(200円)などのスイーツを提供する。
10時までのモーニングタイムには、「トースト(たまごサラダ添え)」(350円)、「クリームチーズハニートースト」(450円)、「チキンサラダサンド」(500円)などを提供するほか、10時からは「気まぐれパスタ」(1,200円)、18時からはおつまみメニューとして「にんじんラペ」「デリサラダ」(以上400円)、「ローストビーフ」(900円)なども用意する。
オープンから2カ月がたつ。石本さんは「オープン前の数カ月はキッチンカーでの営業も経験し、メニュー開発のヒントを得たり、常連客とのつながりが生まれたりと、かけがえのない時間になった。ふらっと立ち寄れる日常の一部として、『そこにあるのが当たり前』な存在になれたら」と話す。
営業時間は、火曜・水曜・木曜=7時30分~18時、金曜・土曜=11時30分~23時、日曜=7時30分~16時。月曜定休。