
県内のクリエーターで構成する「山口県クリエイターズ会議」が7月25日、「第5期 定時総会」を山口グランドホテル(山口市小郡黄金町)で行った。
「山口県クリエイターズ会議」は、県内で活動する様々なクリエーターが参画し、デザインやクリエイティブ産業への理解を広めることで、地域産業の活性化や社会全般の発展に寄与することを目的に活動している。
同日の総会では、昨年度に実施した事業として、JR徳山駅(周南市)周辺で行った「YCC Design Commit 2025」(2月15日・16日)や「女性ビジネスプランコンテスト実施業務」、定期的な例会、会員セミナーなどの活動を報告した。
本年度の事業計画としては、デザイン実践者を講師に招いてデザイン経営の重要性をアピールする「Yamaguchi Design Commit Vol.3 デザイン経営セミナー」を行うことや、「宇部市立小野小学校」を応援するプロジェクトを発足することを発表した。
総会終了後には懇親会を開き、「おのっこ未来応援隊」の才木祥子さん(まこっこ農園)が小野小学校の児童数を増やすために取り組んでいる様子を紹介したほか、名誉会員のイラストレーター・尾崎眞吾さんが登壇してこれまでの創作活動のエピソードなどを話した。
会長を務めるグラフィックデザイナー・吉井純起さん(ヨシイ・デザインワークス)は「当会ではクリエーターの成長の原動力となり得る有益な例会を2カ月ごとに行っており、私自身も成長できていると実感している。本年度実施する『デザイン経営セミナー』は、デザインを活用して成長した県内企業にスポットを当て、デザインの有益性を紹介したい」と話す。
「さすがにプロは違うと社会から認められるデザインの物差しをわれわれは示さないといけない。デザインは、社会や人々を幸せにするためにあるということを肝に銘じ、事業運営に当たっていきたい」と、クリエーターとしての使命感を改めて強調した。