
山陽小野田の「瀬戸整形外科クリニック」(山陽小野田市稲荷町、TEL 0836-83-2292)が敷地内に新築移転し、9月1日にリニューアルオープンした。
1953(昭和28)年に「瀬戸整形外科」として開院し、3世代に渡って地域医療を支えてきた同医院。1981(昭和56)年に「瀬戸病院」となり、2020年からは瀬戸信一朗さんが4代目院長を務め、外来医療に特化した「瀬戸整形外科クリニック」として診療を続けている。
今回の新築移転は、老朽化した建物の建て替えを兼ねており、今後30年の医療提供を見据えたもの。新クリニックの延床面積(2階を含む)は731平方メートル。太陽光発電と蓄電池を導入し、災害時の停電時にも電子カルテや超音波検査機器などの最低限の医療を継続できる体制を整備する。
先月30日には「事前内覧会」を開催した。瀬戸院長は「記帳してもらっただけでも1210人に来場していただいた。地域の皆さまとのつながりを感じられる温かい1日となった」と振り返る。
「祖父が開院して以来、長い時間をかけて築いてきた信頼と安心を守り、患者さんにとって身近な整形外科のかかりつけ医として、『困ったことがあったら、とりあえずここに行けば何とかしてくれる』。そんな風に気軽に足を運べる存在であり続けたい」と瀬戸院長。
「常に『自分が患者さんだったら』と考えて日々診療にあたっている。患者さんの立場にたち、仲良く楽しく働き、先進的な医療に取り組みながら、より良い医療を追求していきたい」と語り、患者に寄り添った医療の提供と、スタッフが働きやすい環境作りを目指す姿勢を見せる。
今月から受付時間を8時50分~12時20分、14時20分~17時30分に変更した。診療時間は9時~12時30分、14時30分~18時。木曜と土曜の午後、日曜・祝日は休診。