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宇部で「小野小ブレンド茶」発売 特産の緑茶とハーブ、地域愛をブレンド

10月5日の「小野湖交流ボート大会」でブース出店した

10月5日の「小野湖交流ボート大会」でブース出店した

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 宇部市立小野小学校の児童らが3年をかけて商品化した「小野小ブレンド茶」が10月5日、販売を開始した。

パッケージデザイン

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 同商品は、小野地区特産品の緑茶にハーブをブレンドしたもので、ハーブは「アクトビレッジおの」のハーブ園で栽培されたものを使用する。製造は「山口茶業」(宇部市櫟原)が担当する。

 ラインナップは、「緑茶+レモングラス」「緑茶+ラベンダー」「緑茶+スペアミント」の3種類。現在はレモングラスを先行販売し、ラベンダーとスペアミントは来年度以降の販売を予定する。価格は540円(2グラム10パック入り)。

 商品開発に携わった「おのっこ未来応援隊」の代表を務める才木祥子さんは「3年前に学校で行う『茶育授業』の一環で、お茶にハーブを混ぜて飲んでみたのがきっかけ。ハーブ園で栽培されているいろいろなハーブをブレンドして子どもたちで飲み合う中、『このおいしいお茶をもっと広めよう』と商品化に挑戦することになった」と振り返る。

 その後、児童らは緑茶に合うハーブの風味や、飲みやすい配合などを試行錯誤。同校でのイベントなどで試飲会を行い、意見を反映させて改良を重ね、最終的に3種類を商品化した。商品化にあたり、中山間地域の地域活性化に対する補助金を活用した。

 パッケージデザインは「ヨシイ・デザインワークス」(宇部市小串)が手がけた。小野小学校の校章をシンボルライズし、同小学校から見える小野湖の風景や家族連れのイラストを描いている。種類ごとに違うイラストをラベルにしており、3種類全てがそろうと一つの風景画になるという仕掛けだ。

 9月27日には、同小で行われた授業参観日で披露目会が開かれた。才木さんは「飲みやすさや香りの良さもあるが、子どもたちが頑張って取り組んだことや、地元の人や企業が協力してくれたことも含めて、反応はすごく良かった。地域の産品としてみんなが認識してくれている」と期待を込める。

 今年度は400個限定で用意し、小野で行われるイベントなどで販売する。来年度は山口茶業の流通網を活用した販売を計画する。

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