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宇部に学生服リユース店「たすかる」 子育て世代の家計を助ける

宇部店の店長・西原茉歩さん(左)と防府店の店主・西原廣子さん

宇部店の店長・西原茉歩さん(左)と防府店の店主・西原廣子さん

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 学生服専門のリユースショップ「Tascal(たすかる)宇部店」(宇部市浜町1、TEL 070-5520-5585)が10月7日、宇部にオープンした。

宇部店に並ぶ制服

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 同店は、2016(平成28)年11月に初出店した防府店(防府市栄町1)に続く2号店。店名の「Tascal」は、「助かる」をもじった造語で、英単語などには存在しない綴りになるように考えた。

 宇部店では、宇部近隣エリアの学校の制服をメインに取り扱うほか、県内の公立・私立高校、中学校、小学校の学生服の買い取りと販売を行う。販売価格は新品の約半額で、状態や学校などにより価格は異なる。

 防府店の店主・西原廣子さんは、「私自身、子どもたちの制服はお古をもらう派だったが、周りから『ほしくてもなかなか言えない』という声を聞いていた。テレビ番組で制服リユース店の経営者の特集を見て、『じゃあ自分がやろう!』と思い立ち、出店した」と振り返る。

 宇部や美祢からも来客があったため、約2年前から宇部への出店を計画していたところ、「子育てなどのタイミングも合致した」ことから、宇部在住の長男の妻にあたる西原茉歩さんに店長を任せることにしたという。

 宇部店で店長を務める茉歩さんは、「私も子どもがおり、利用している支援センターなどで『中古販売店がないために新品を買わなければいけない』という声を聞いていた。『誰かが着てくれたら』という思いで持ってこられた制服を次の方につないでいきたい」と話す。

 現在、宇部店では、防府店から持ってきた商品や宇部店で買い取りしたものを含め、宇部近隣エリアの制服約200着をそろえている。買い取った制服は、洗濯・アイロンがけなどのメンテナンス後に店頭に並べられる。

 廣子さんは「オープン後から、SNSやチラシを見た人が買い取りや購入に訪れてくれている。店名にある通り、皆さんに『助かる』と思ってもらえればうれしい」と期待を込める。

 営業時間は、月曜~水曜=14時~17時、土曜=10時~15時。木曜・金曜・日曜定休(日曜は月に一度営業)。

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