
アートプログラム「ARTIST in ARCADE vol.4 大友良英、山中カメラ」が実施する企画「やまぐち秋の盆踊り2025」が10月26日、山口市中心商店街の「どうもん広場」(山口市道場門前2)で開催される。
同イベントは、山口情報芸術センター(YCAM)が実施する人材育成プロジェクト「やまぐちアートコミュニケータープログラム『架空の学校「アルスコーレ」』」の一環で、山口の盆踊りにまつわる歴史をリサーチしながら、新作盆踊りの制作と公開を目指してきた活動の成果発表として開催される。
当日は、音楽家の大友良英さんや現代音頭作曲家でアーティストの山中カメラさんと共に活動してきたメンバーが、「山口ゆあーん楽団」の生演奏に合わせ、新作盆踊り「やまぐち盆唄」を披露する。同楽団は、一般から募集した約50人の地元有志で結成される。
企画を担当する西翼さんは、「バンドによる生演奏も見どころの一つ。スピーカーから流れる音楽とは違うエネルギーやグルーブ感のある演奏に乗せて踊るのは、とても楽しい体験になると思う」と話す。
同日には、「やまぐち盆唄」の振り付けを教わる「直前・振り付けワークショップ」(14時~15時)や、飲み物や軽食を販売する「出張tog(とぐ)」(16時30分~18時30分、なくなり次第終了)などの関連イベントも実施される。
西さんは、「中心市街地での人の出会いやつながり、新しい発見を目指すプロジェクトだったが、練習の様子などを見ているとそうなってきていると感じる。当日も、初めて来る人がその場で教わりながら参加することで、そのつながりの輪が大きくなっていくのが楽しみ」と期待を込める。
開催時間は17時~19時。参加無料、申し込み不要で入退出自由。小雨決行。
同時開催プログラムとして、大友さんが2015(平成27)年に発表した、昭和家電が奏でるサウンドインスタレーションを山口バージョンとしてアップデートした「《バラ色の人生 山口バージョン》」を山口市中心商店街「和楽の咲都」で公開する。期間は10月23日~11月24日。月曜・木曜・金曜=13時~18時、土曜・日曜・祝日=10時~18時。火曜・水曜休館。