暮らす・働く

宇部に「プラスワンワークス」 障害者の就労支援、在宅ワークにも対応

「プラスワンワークス宇部店」スタッフ

「プラスワンワークス宇部店」スタッフ

  • 1

  •  

 就労支援B型事業所「プラスワンワークス宇部店」(宇部市小串、TEL 0836-52-9191)が宇部に開所して、11月1日で3カ月を迎える。

作業の様子

[広告]

 就労継続支援B型は、障害者総合支援法に基づく福祉サービスの一つで、心や体の障害で一般企業に就職することが困難や、不安がある場合に利用することができる雇用契約を結ばずに就労の訓練を行う施設。

 同所は、宇部市・山陽小野田市でリハビリデイサービスや訪問看護リハビリステーションなどの福祉事業を展開する「アズユー」(山陽小野田市新生1)が運営する。2023年12月にオープンした小野田店に続く2号店となる。

 同社の社長で理学療法士の道祖(さや)悟史さんは、「小野田店は、障害者や難病指定患者などの方が通院しながら利用されていて、開設当初から勤めている方もいる。通常の就労継続支援事業所は通所で行う仕事しかないが、当所は在宅ワークも可能にすることで自分に合った働き方を見つけやすくなっている」と話す。

 同所では、IT・WEB分野の学習と実践を通じて、新しい働き方モデルの開拓に力を入れる。障害者福祉サービス「BLANCPORT(ブランポート)」(大阪市)の協力を得て、動画編集やチラシ制作、データ入力といったPC作業のほか、アクセサリー制作や封筒作成、メダカの飼育、軽作業などの仕事を提供する。

 勤務場所は利用者が選ぶことができ、在宅で始めて途中から通所に変更することも可能。在宅の場合、1日30分からの勤務も可能で、利用者のペースに合わせて働くことができる。今後は、宇部店限定で、敷地内の畑で地域のシニアに農作業を教えてもらうなど、農福連携にも取り組むという。

 道祖さんは「得意なことを仕事に応用することで、自信をもって次のステップに進んでもらいたい。作業を通じてパソコンにも慣れ親しんでもらい、最終的には一般への就職につながれば。今後は時代に合わせてAIを使った仕事も提供していきたい」と話す。

 営業時間は、月曜~金曜=10時~15時、土曜・祝日=10時~12時。

食べる

買う

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース