AR(拡張現実)技術を活用したスポーツイベント「宇部HADO(はどう)フェス2025」が11月2日、ヒストリア宇部(新天町1)で開催される。
「HADO」は、頭にヘッドマウントディスプレー、腕にアームセンサーを装着し、仮想世界の中で楽しむ日本発祥のARスポーツ。3人対3人で仲間と連携しながら相手と対戦し、エナジーボールを撃って相手のライフを削り、シールドで防御する。試合時間は80秒。
宇部商工会議所青年部が2022年に初めて開催し、昨年は見学者も合わせて2,000人以上が楽しんだ。実行委員長の和田基さんは「『地域振興』を掲げる中、当時の会長がマイナーながらも将来性のあるスポーツとして見出してきたのが始まり。家族ぐるみで参加してくれる人も多く、子どもたちだけでなく大人も一緒になって楽しんでくれている」と話す。
同イベントは、3つの部門を設けて行う。年齢性別問わず誰でも参加できる「エンジョイ部門」、全国から集まった6チームがトーナメント制で競う「エキスパート部門」、企業・団体内でチームを結成して競う「企業・団体戦部門」。
「エンジョイ部門」と「企業・団体戦部門」は、当日の参加枠に空きがある場合、飛び入りでの参加も可能(先着順)。
和田さんは「まずは家族で体験してもらいたい。同日開催される『宇部まつり』の来場者に、こういうコンテンツがあるということを認識してもらい、一緒に楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。
「最終的には私たちの手を離れ、地元企業が自社のイベントの一企画としてHADOをやってみたいと言ってくれるなど、利益を生むコンテンツとして根付けば地域にとってもプラスになると思う。さまざまなアーバンスポーツがある中で、屋内でも楽しめるスポーツとして、気軽に触れられる常設コーナーが市内にできれば」と、今後の可能性についても語る。
開催時間は9時~17時。