認知症をテーマにした交流イベント「ふれあいカフェ」が12月11日、宇部の介護総合支援拠点「きわなみケアファミリー」の「住宅型有料老人ホーム グラディアスきわなみ」(宇部市際波、TEL 0836-39-3303)で開かれる。
宇部市が、市内の病院や介護施設、民間の交流スペースを活用して行う「認知症・認知症予防カフェ」の一環。同施設では年3回のペースで実施しており、4月と7月には20人以上が参加した。専務取締役の奥西直子さんは「60代から90代の高齢者、支える家族、認知症に関心のある地域の人、介護福祉士や看護師など幅広い人々が交流した」と話す。
同イベントは、認知症に関する正しい知識や情報を共有し、日々の思いを打ち明けられる場を提供することが目的で、認知症の人が住み慣れた地域で自分らしく暮らしていくための一助となることを目指している。
当日は、きわなみ居宅介護支援センター管理者の重冨友和さんが「10月からの介護保険申請」について講話を行う。また、ケアマネジャー、社会福祉士、介護福祉士、看護師が認知症に関する個別相談に応じる。
交流を深めるためのプログラムも充実し、お茶やコーヒーなどを楽しみながら交流する「カフェタイム」、季節の歌を歌う「うたタイム」、ミニクリスマスリースを作る「制作タイム」なども設ける。
奥西さんは「認知症は誰にでも起こる可能性がある。当たり前のことが段々とできなくなってしまうのを目の当たりにすると、大きな戸惑いを感じてしまうが、そうした思いを打ち明けてもらったり、情報共有をしてもらいたい」と参加を呼びかける。
開催時間は13時30分~15時。参加費用は100円。事前の参加申し込みは不要。