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宇部・琴崎八幡宮で「すす払い神事」 新年に30万人以上の参拝者見込む

拝殿を払い清める神職

拝殿を払い清める神職

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 宇部の「琴崎八幡宮」(宇部市上宇部大小路)で12月8日、恒例の「すす払い神事」が行われた。

すす払いの様子

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 一年の罪やけがれを払い落とす神事。境内の竹で作った長さ約5メートルのメダケの先に紙垂(しで)と呼ばれる紙を付け、神職6人で境内周辺や社務所などにたまった埃(ほこり)やすす、けがれを払い清めた。

 白石正典宮司は「来年の干支は午(うま)。力強い足で大地を駆ける馬のように、飛躍する明るい年になってほしい。馬は日本古来の暮らしを支えてきた存在で、幸運の象徴とされてきた。受験生も多く参拝されると思うが、馬が福を運び願いを届けてくれるはず」と話す。

 「今年の三が日は約31万人の参拝があった。来年は三が日の翌日が土曜なので少し上回るのではないかと見込んでいる」とも。

 同神社では、今月14日に「正月飾りのワークショップ」を行う。昨年に続き、布花や庭花・藁細工などを制作する作家・itoma(イトマ)さんが講師を務める。10時と13時の二部制で、参加料は2,500円(1作品・材料費込み)。定員は各回10人(先着順)。申し込みは専用フォームから受け付ける。親子での参加も可能。

 ワークショップについて、白石宮司は「琴崎保育園の園児たちが地域の人と手作業で刈ったもち米の藁と、ヒノキの葉など、境内に自生している縁起物の植物を使い、馬の顔をモチーフにした水引き飾りなどを作る予定。itomaさんは『お焚き上げのときまで美しく還るものづくり』を大切にされている。プラスチックなどの人工素材が主流の今、自然の恵みだけで作る『お飾り』を自分の手で結うという心に残る体験をしてもらいたい」と参加を呼びかける。

 来年1月1日~5日、10日・11日には正月の催しとして「日光さる軍団」による伝統芸能「猿まわし」の特別公演も予定する。

 問い合わせは、同神社(TEL 0836-21-0008)まで。

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