山陽小野田市セメント町にオープンした就労継続支援A型事業所「Gallery Soi 6(ギャラリー・ソイ・シックス)」が3月1日、開設から1カ月を迎えた。最新のAI技術と快適なワークスペースを備え、従来の軽作業とは一線を画す「次世代の働き方」を提案している。
運営は、山陽小野田市出身の料理人・別府俊哉さんが代表を務める「CHARACT(キャラクト)」。同所では、利用者に最新機種のノートパソコンを用意し、AIを活用した記事作成やWebデザイン、コーディング、SNS運用代行など、高度なデジタル実務を提供する。
「AIという最先端の武器を使えば、世界中から仕事を受注できる」と語る別府さん。旧スポーツジムだった空間を、木製テーブルとゲーミングチェアを配した「カフェ風のオフィス」へと改装。集中して作業に取り組める環境を整えた。
別府さんが同所を開設した背景には、「人は誰しも特長を持っている」という信念がある。「会話が苦手なら無理に話す必要はない。チャットツールを活用し、得意なタイピングや発想力、丁寧な確認作業に特化すればいい。その人の個性を生かせる場所を作りたい」と力を込める。
「目指すビジョンは、利用者が『納税者』になれるレベルまで自立すること。障害の有無にかかわらず、自分の好きなことや得意なことで誇りを持って働ける場を提供したい」とも。
現在、同所では利用者を募集しており、3月の毎週月曜・水曜・金曜に仕事体験イベント「JOBフェア(各日定員5人)」を開催している。4月には下関市長府に「Gallery Soi 10」の開設も予定している。