宇部の酒蔵「永山本家酒造場」(宇部市車地、TEL 0836-62-0088)で3月29日、新酒の完成を披露する恒例行事「酒蔵びらき」が開催される。地酒「貴(たか)」で知られる同蔵が、地域の飲食店や市民と手を取り合い、春の訪れを祝う。
当日は「米手」や「クムクムサンド」、「サンハウス」、「拉麺 一杉」、「お茶漬けバル SOT」など、市内の飲食店約20店舗が出店する。子どもが楽しめる「ヨーヨー釣り」や「バルーンアート」、「餅つき体験」などのほか、ワークショップも実施する。
目玉は、10時から販売を開始する「蔵びらき限定酒」(720ミリリットル、3,000円)。1本につき、会場内の出店ブースで使用できる500円分の金券が付く。
杜氏(とうじ)でもある永山貴博社長は「新酒の出来を楽しみにしてくださる皆さんに、直接お届けできる貴重な機会。蔵見学や限定酒を通じて、日本酒の奥深さを感じてほしい」と話す。
近年、宇部市北部への移住・定住促進にも注力している永山社長。「酒蔵は大人の場所というイメージがあるが、子どもたちにも二俣瀬の温かい空気を吸って『良いところだな』と感じてほしい」と、家族連れでも一日中楽しめる内容となっている。
「今後は、日本の発酵文化の素晴らしさを伝えるワークショップなど、酒蔵だからこそできる発信をさらに強めていきたい」と、伝統文化の継承と地域活性化への意欲をにじませる。
開催時間は10時~16時。当日は同蔵とJR厚東駅を結ぶ送迎バスが運行する。