宇部・ときわ公園内の「ときわミュージアム」(宇部市野中3、TEL 0836-37-2888)は2月上旬、「ときわ公園彫刻ウォーキングマップ」を発行した。
宇部市は「緑と花と彫刻のまち」として、彫刻を生かした都市づくりに取り組んでおり、市内各所に彫刻やオブジェを展示している。同園内にも野外や建物内などに多数の彫刻が点在しており、マップでは「彫刻野外展示場エリア」「正面玄関周辺エリア」「湖水ホール周辺エリア」「ときわ湖外周エリア」の4つに分け、約100点の彫刻を写真やイラストマップで紹介している。
3月上旬には、全作品に解説を付けたガイドブックも発行した。持ち運びやすさに配慮したA6サイズで、マップも折りたたむとほぼ同じA6サイズになる。同館で配布するほか、マップは山口県内の美術館・博物館などでも配布している。
同館では、マップ片手に学芸員の解説付きで彫刻を見て回る「彫刻ガイドツアー」も開催中で、今月15日・20日にも行う。参加無料。要予約。
マップのデザイン・イラストを手掛けた宇部市出身の美術家・岡本よしろうさんの展覧会も今月14日から同館第1企画展示室で開催する。マップやガイドブックに使用しているイラストの原画を中心に、絵画や絵本、ぬいぐるみなどを展示。今月31日まで。
同館の礒田冴子さんは「岡本さんのイラストで親しみやすいマップになった。気軽に彫刻散策してほしい」と話す。
開館時間は9時~17時。火曜休館。(©マルニ)