山口・西門前商店街に3月20日、「みつせ鶏」を専門に取り扱う焼き鳥居酒屋「酒家鶏処 炭大（すみおー）」（山口市本町1、TEL 083-920-9439）がオープンした。

　店舗面積は30坪で、席数はカウンター10席、テーブル8席、座敷10席。クロスや柱、床など、黒でシックにまとめられ、カウンターのテーブルは木の風合いを生かした。昔の「焼き鳥屋」のイメージを払しょくし、女性をターゲットにした店舗づくりを目指した。

　同店オーナーは1年前に出店計画を立て、物件を探していた時に、同商店街で空き店舗となっていた同物件と出会った。「商店街の活性化にもなれば」と、この場所への出店を決意したという。

　同店では、九州北部の山間部を中心に育てられている「みつせ鶏」を提供する。「ほどよい歯ごたえと風味の豊かさが特徴」（同オーナー）。鮮度と備長炭を使った焼き加減にこだわり、レアに近い焼き加減だという。「少しの差で焼き加減が変わるので、焼くときは目が離せない」（同オーナー）。

　フードメニューは「串打ち焼き/もも」（240円）、「こだわりの焼きつくね（卵黄添え）」（280円）など、約16種類の串メニューを提供。そのほか、「みつせ鶏の唐揚げ」（500円）、「かしわめし」（300円）などの一品料理やごはんもの、デザートも。ドリンクメニューは、ビール、焼酎、日本酒のほか、「グラスワイン」（350円）、「梅酒」（400円）など女性向けのドリンクも用意する。客単価は3,000円。

　同オーナーは「焼きにこだわっているので、焼けるのをじっくりと待ってもらいたい。あまり急がずに、お酒を飲みながら、みつせ鶏の素材を味わってもらえれば」と話している。営業時間は17時～23時。不定休。
（©マルニ）