宇部の焼き鳥店「火の車」(宇部市西岐波吉田、TEL 0836-51-5511)が提供する「焼き鳥」のセルフサービスが、親子客などの人気を集めている。
国道190線沿いの「錦寿し」跡に9月28日にオープンした同店。店内には、カウンター14席と、約20人が座れる座敷を用意し、旧すし店のカウンターなどを巧みに利用してアットホームな雰囲気を作り出している。
メニューは、モモ(160円)、ハツ(140円)、豚バラ(160円)などの串焼き定番約20種類と、「空揚げ」(480円~)、「野菜スティック」(350円)などを提供するほか、生ビール(480円)、芋焼酎、日本酒などアルコール約20種をそろえる。
座敷では、希望すれば七輪を貸し出し、セルフで焼き鳥を焼くこともできる。「親子で串を焼いて楽しめる焼き鳥店は珍しいのでは。特に子どもたちに好評で、白い煙の中で串を焼くのを楽しんでいる。家族で自分の好きな焼き具合に串を焼いて楽しんでもらえれば」と店主の上田圭吾さん。
「お客様はみなさん居心地が良いと言ってくれる」と話す上田さんは現在31歳。開業に際しては、周囲から反対意見が多かったと振り返る。「いろいろな意見があったが思い切ってやろうと思った。この周辺には焼き鳥店がないので、地元の人たちにぜひ利用してもらいたい」と意気込む。
営業時間は18時~24時。