宇部ブランドの芋焼酎「長州侍(ちょうしゅうざむらい)」の販売が4月9日、始まった。
同商品は、宇部の市民団体「長州芋侍士の会」が県産業技術センターの協力を得て商品化したもの。発売を開始した2008年には2,000本、昨年は5,000本を販売。3年目となる今年も5,000本を用意し、宇部市内の酒販店で販売する。価格は720ミリリットル(アルコール分25%)で1,500円。
今月4日には宇部全日空ホテル(宇部市相生町)で「新酒完成記念発表会」を行い、支援者やボランティアなど約200人が新酒を味わった。
「この焼酎の特徴は強いコクと飲み口のまろやかさ。菊芋を入れることでこの飲み口の良さを実現している。今年もコクが強くて飲み口の良い焼酎に仕上がった」と胸を張る同会会長の木村一清さん。同会は宇部の芋焼酎愛飲家約30人が集って結成。自分たちで栽培したサツマイモで造った宇部ブランドの焼酎を飲むことで、地域の活性化や若者の目的意識の向上につなげることを目的に取り組んでいる。
「今後も市民の力でやり続けて、まずは生産量3万本を目指したい。そのためにも農家の理解と協力が得られるように活動していきたい」とも。
問い合わせは木村さん(TEL 0836-21-8006)まで。