山口・阿知須で今年最初の花火大会が5月29日、阿知須漁港広場で開催された。
同日昼に行われた「十七夜祭(じゅうしちやまつり)」と呼ばれる阿知須・恵比須神社の例祭に合わせて毎年開催されている同花火大会。年々規模を拡大し、今年は3千5百発の花火が山口の初夏の夜空を彩った。
会場は夕方ごろから多くの夜店が軒を並べ「天気にも恵まれ、お客さんの数も例年よりも多い。売り上げにつながることもうれしいが、街の活性化につながるのが何より」と店主の一人は多くの人出を喜んでいた。
主催した阿知須浦まつり実行委員会の関係者は「山口県内で今年最初の花火というインパクトが大きかったようで、山口・宇部地域以外からも多くの方に足を運んでもらえた。21時の段階で2万5千人以上もの方に来ていただきとてもうれしい」と話す。
萩から訪れた家族は「この時期に花火は珍しい。夏の始まりを感じる。3人の子どもたちもとても喜んでいる」と話していた。
会場では、多くの家族連れやカップルが初夏の花火を楽しんだ。