山陽オートレース場で「レディス教室」-あの手この手でファンづくり

オートレースを観戦する参加者たち

オートレースを観戦する参加者たち

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 山陽オートレース場(山陽小野田市埴生)で7月4日、オートレース初心者の女性を対象にした「オートレースレディス教室」が開かれた。

すごい迫力を体験した走路内観戦の様子

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 参加した女性20人は、ほとんどがオートレース初心者。10時に開講した同教室ではまず「オートレースのイロハ」を学ぶことからスタート。オートレースの特徴である選手の実力によって10メートルごとのハンデがつくこと、レース前に試走があること、出走表の見方などのほか、2連単、3連単などいろいろな買い方があることを学んだ。

 基礎を学んだ後は実習を開始。この日はGIレース「第16回平成チャンピオンカップ」が開催されており、各レースごとに講師の泉さん(27)から予想のポイントなどを学びながら、各自で予想だけしたり、実際に自腹で車券を購入したりして最終12レースまで楽しんだ。母親と一緒に参加した女性は「買わずに予想だけした時に限って当たったりする」と悔しさをにじませた。

 途中第9レースでは走路内観戦も実施。普段入ることができない走路内に入って観戦することができた参加者は「想像していた以上の迫力があった」「スピード感がすごかった」と感想を漏らした。

 宇部から参加したという女性は「オートレース場に来たのは初めて。お客さんに年配の人が多いのは想像していた通りだが、施設の中は清潔で思いのほかきれい。今度は友人を誘って来たい」と振り返った。

 教室を開いたのは日本トーター(東京都港区)。同社は3年前から同レース場運営の委託を受け、若者や女性の来場を増やそうとさまざまなイベントを実施している。この日は北九州で人気のプリン「小悪魔プリン」(プチ・ペルル=北九州市若松区)が出店し、数量限定で販売した。

 同社の高橋進也さんは「公営ギャンブル場の客層はどんどん高齢化しているが、当レース場はこれでも比較的若い人が多い方。オートレースを知らない人に興味を持ってもらい、ファンを増やしていきたい」と話す。

 8月13日~15日には、県内のB級グルメを集めた「B級グルメフェスタ」の開催も予定する。

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