紅葉の名所として有名な「長門峡」で紅葉が見ごろを迎えている。長門峡は山口市阿東から萩市川上に位置する渓谷で、国の名勝のほか、長門峡県立自然公園にも指定されている。
毎年早い場所では10月下旬ごろから色づき始め、主にモミジ、カエデ、ハゼなどが紅葉する。最も見ごろとなる11月中旬~下旬には、多い日で1日に約2,000人が訪れるという。
道の駅「長門峡」(山口市阿東生雲東分)スタッフの倉木和恵さんは「今年は夏暑かったので紅葉にどう響くかなと思っていたが、冷え込みにも左右されずきれいに紅葉して良かった」と話す。
紅葉は昼と夜の温度差が大きくないときれいに色づかない。今年は台風もなく雨も少なかったこともあり、例年通りの紅葉を楽しむことができる。「紅葉の見ごろが過ぎた後の落ち葉にも風情がある。渓谷の景色と併せて楽しんでもらえれば」と倉木さん。
そのほか、同道の駅の直売所で働く男性は「猛暑の影響もなく、今年の紅葉もきれいで最高。ぜひこのきれいな景色を楽しみに長門峡に来てもらいたい」と話す。