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「Rethink Creator PROJECT」山口セミナー開催 グループワークでポスター制作

提供:Rethink Creator PROJECT 制作:山口宇部経済新聞編集部

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地元クリエイターを発掘・支援するプロジェクト「Rethink Creator PROJECT(リシンク・クリエイター・プロジェクト)」が3月1日、新山口の産業交流スペース「Megriba(メグリバ)」(山口市小郡令和1)で開催されました。

「Rethink Creator PROJECT」について

「Rethink Creator PROJECT」は、これからの地域に必要な「自ら考え、発信することができるクリエイター」を、「学び」を通して日本中に創出していくプロジェクト。

「Rethink=視点を変えて考えること」と「Create=考えを形にして伝えること」ができ、その技術を持って地域の魅力を発見し、それぞれの「地域」「文化」「暮らし」にあった発想を、それぞれの地域にゆかりのある人たちが、自分たちの力で生み出し、発信していくことを目指しています。

2018年から始まったこのプロジェクトは、「JT」(港区)が展開している地域社会への貢献活動「Rethink PROJECT」の一環として実施され、「日本中でクリエイターの地産地消を」をコンセプトに全国でセミナーが開催されています。

「山口セミナー」を主催したのは山口市。全国で初めて自治体が主体になり、クリエイターの育成や仕事のマッチングを手がける「クリエイターズマッチ」(東京都渋谷区)の運営で行われました。

講師には、地元クリエイターとして「ピスク株式会社」(山口市)代表で映像制作などを手掛ける大草快貴さんと、阿武町地域おこし協力隊として山口県に移住した後も同町に在住するデザイナー中村龍太郎さんが登壇しました。

大草さん(右)と中村さん

視点を変える方法を伝授する「Rethink講座」

セミナー前半の「Rethink講座」では、身近なことから少し視点を変えるだけで、魅力を再発見できる方法を伝授。以下の3つのポイントが上げられました。

1.FILTER=属性を見る見慣れていることだからこそ、伝えたい「相手」や「物事」を具体的に考えて決めることで、今まで気づかなかった地元や地域の魅力に気づくことができます。

2.INSIGHT=内側を見る伝えたい相手に寄り添い、「なぜ伝えたいと思ったのか」「これを伝えたら喜んでもらえそう」といった内側まで考えると、伝えたい方向性が見えてきます。

3.CAPTA=印象を見る自由に感じ取れる印象情報「カプタ」を意識することで、印象からイメージできるキャッチコピーの種となる言葉を見つけます。

中村さんは「普段からあたり前のことをちょっと疑ってみたり、フィルターをかけたり、違和感を持ってみたり、そういうことから皆さんがいろんなことを考えるようなきっかけになれば、地元がどんどん魅力的になっていくと思う」と話しました。

講師が話している様子

「Createワークショップ」で山口市内に掲示するポスター制作

セミナー後半は、「Rethink講座」で学んだことやステップを生かしてワークショップを実施。今回は「山口市中心市街地の活性化」をテーマに、用意された「中市商店街のアーケード」と「善福寺西向地蔵菩薩」の2枚の写真にキャッチコピーを入れてポスターを制作します。

28人の参加者は、まずは各自で写真にふさわしいコピーを考えます。伝えたい相手を想像し、写真から感じられるカプタを見つけ、相手に伝えたいと思う「理由」や「メッセージ」を考えながら、印象的なコピーを作りました。

ワークショップの様子

それから、グループに分かれて各自が考えたコピーを披露し、グループ内で意見を出し合いながら地元の魅力を表現するコピーに仕上げていきます。参加者同士、この日が初対面でしたが、いたるところで活発な意見交換が行われました。

グループワークの様子

そして、グループの代表者がコピーを発表します。伝えたい相手の人物像のほか、どんなキーワードを組み合わせてコピーを作ったかなどの思いを伝えました。

グループワーク、発表の様子

最後は、グループ代表者が発表したコピーの中から大草さんと中村さんが採用するコピーを決定し、中村さんが参加者の前でポスターを制作する作業を進めて作品が完成しました。

ポスターを仕上げる中村さん

完成したポスターはこちらです。

中市商店街のアーケード

善福寺西向地蔵菩薩

この2枚のポスターは、3月27日から山口市内の郵便局24カ所で掲示されます。

大草さんは「自分たちがデザインに携わったものが実際に掲示されることはなかなかないと思う。掲示されたものを見た時にまた何かを感じてもらえれば、デザインがもっと身近になるのでは」と話しました。

プロジェクトのキーパーソンの思いとは

山口市ふるさと産業振興課主幹 赤野誠さん参加者で制作したポスターを掲示するというアウトプットまであるのが今回の事業の良いところ。参加者の方にもそのアウトプットがあるからより真剣に、よりリアルに考えてもらえたのではないかと思います。その結果として、すごくインパクトのある通常ではなかなか出てこないようなポスターができたのではないかと思います。

赤野さん

山口市ふるさと産業振興課新事業支援担当主任主事 川野佳祐さん参加者の皆さんがすごく楽しそうに取り組まれていたのがとても印象的でした。私は大草さんと一緒に写真素材の撮影に同行させてもらいましたが、その過程もやっぱり楽しくて、このような楽しい事業ができて本当に良かったと思います。市の中心商店街が活性化している街はやはり魅力的に映ると思うので、そこにつながるといいなとすごく期待しています。

川野さん

日本たばこ産業(JT)山口支社副支社長兼山口東部エリア担当部長 川邊勝平さん今回はすごく盛り上がって良かったと思います。やっぱり地元のことなので、親近感を持ってもらいながら取り組んでいただけたのではないかと思います。完成したポスターが実際に掲示されるというのはワクワクしますね。「地元を誰かに任せない。」というのがテーマなので、地元の人たちに元気になってもらい、次のステップに進んでもらえたらと思います。

川邊さん

未経験者・初心者も挑戦できる「Rethink Creative Contest」

Rethink Creator PROJECTでは、学びを生かす場として、「Rethink Creative Contest」を開催します。

セミナー受講者でない方、デザインをしたことが無い方、またクリエイターでなくても、誰でも参加可能です。テーマに沿って、今回のセミナー同様に写真にキャッチコピーを配置して応募するものです。

「Rethink Creator PROJECT」のウェブサイトでは、作品作りに役立つ動画が無料で公開されているので、作品作りの参考にしてみてください。

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