宇部・相生町の洋菓子店「May Fair(メイ・フェア)」が節分に向けて、今年も「鬼退治ケーキ」の販売を始めた。
今年で2度目の登場となる同商品は、イチゴのショートケーキをベースにケーキの上に鬼の顔をあしらったもの。頭はチョコ生クリーム、顔にはラズベリーとアンズジャムを混ぜたものを使用。目はアーモンドチョコレート、歯と角はクッキーを使っている。
2年前から恵方巻きを模したフルーツロールケーキ「恵方ロール」を販売している同店だが、恵方ロールのほかに何か節分限定商品ができないかと考案し、誕生したのが「鬼退治ケーキ」だった。昨年は鬼の顔が四角く目はつり上がっていたが、今年は顔に丸みをもたせて目を優しくすることで、かわいらしさと親しみやすさを出した。
商品を考案し、製造を担当している同店の山室美津子さんは「小さなお子さんがいる家庭で、みんなでケーキの鬼をカットして鬼退治をしてもらえれば」と話す。「恵方ロールを節分に食べることは徐々に受け入れられているように思うが、節分にケーキを用意することはまだまだ定番にはなっていない。これからも作り続けることで定着していけば」とも。
価格は、15センチ=2,100円、18センチ=2,940円、21センチ=3,675円。2日前までの予約が必要。営業時間は10時30分~19時。月曜・第3日曜定休。