宇部・厚南の居酒屋「西京酒場 萬天」(宇部市妻崎開作、TEL 0836-44-2770)が1月17日で5周年を迎えた。運営はエブリシング(周南市新町2)。
「郷土の山口を大切に」をコンセプトに、県内産の産物を使用した料理を提供している同店では「地産地消」を「地産地承」と当て、料理を通して食だけでなく山口の文化も伝えることをモットーとしている。
メニューは「長門 長州鶏のグリル」(520円)や「角島 エイヒレの炙(あぶ)り」(480円)、「周防 高森牛ローストビーフの生春巻」(590円)など県産の素材を使ったものが主で、アルコール類も「山口地ビール」(600円)や「貴」(450円)など県内の蔵元の地酒を取り扱っている。
料理だけでなく皿やグラスも萩焼きのものを使用し、店内に山口県出身の詩人金子みすゞや幕末の志士、吉田松陰の詩を飾り、文化を伝えるための店作りも行っている。
「気持ちよく帰っていただくため」に利用客の立場に立った立ち居振る舞いや、利用客との積極的な会話を心がけている同店。金重健次店長は「最近は店内が清潔で空調もちょうどよく店員の態度が良いのが当たり前だが、(そうした点は)意外と難しい。そこは徹底していきたい」と話す。今後については、「これからもおもてなしの心をもっと極めていきたい。何年たっても『萬天がいい』とお客さまに言ってもえる店になれれば」とも。
今月28日までは、5周年記念企画として全10品のコース料理を5,000円で提供するほか、同コースの注文客には2時間の飲み放題を1,000円で提供する。今月21日~23日には全10品のコース料理を3,800円で提供。要予約。
営業時間は17時~24時。