山口銀行宇部支店(宇部市新天町1)で2月28日、宇部市が実施する「赤ちゃんの駅」事業の表示物の授与が行われた。
「赤ちゃんの駅」は乳幼児を連れた保護者が外出中に授乳やおむつ替えなどで気軽に立ち寄ることができる施設で、子育てしやすい環境づくりの一環として宇部市が3月1日から事業を開始する。登録施設にはステッカーとのぼり、ポスターなどの表示物が授与される。
表示物には施設ごとに可能なことが分かるように「保護者のトイレのサポート」「おむつ交換可能」「授乳可能な部屋有」のマークが表示されている。
宇部市では2月1日から登録施設の募集を開始。現在は市内のショッピングセンター、各市民センター、体育施設など民間11施設、公的47施設が登録している。
登録第1号となった同銀行の取締役宇部支店長・土谷和義さんは「当店は2006年の店舗移転の時からおむつ替え可能な設備を設置していたが、今回は市の政策と当店の方針がマッチして登録に至った。ぜひ多くの人に利用していただければ」と話す。
久保田后子宇部市長は「この取り組みが実現できて本当にうれしい。安心して子育てができる環境は、その他の人にとっても安心できる環境のはず。これからはこの設備を標準仕様として、新たに建設される施設全てに設置していきたい」と話す。「市制90周年という節目の年でもあるので、さらに子育てに優しい環境作りをしていきたい」とも。
今後は市内150~200施設の登録と市内全域の網羅を目指し、市ホームページ上に掲載する登録施設一覧マップの制作を予定しているほか、産婦人科や小児科などに案内を置いてPRしていく。