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山陽小野田・厚狭商店街で「おひなさまめぐり」-水害からの復興目指して

厚狭商店街「理容 ほかり」に飾られているおひなさま

厚狭商店街「理容 ほかり」に飾られているおひなさま

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 山陽小野田・厚狭の厚狭商店街(JR厚狭駅周辺)で3月1日、「厚狭ねたろうの里おひなさまめぐり」が今年も始まった。

イベントと合わせて実施する「街かど美術館」の様子

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 同イベントは1999年の新幹線厚狭駅の開業に合わせて始まったもので、今年で13回目を迎える。商店街沿いの店舗や空き店舗約40カ所にひな人形や福岡・柳川発祥のさげもんなどを展示するもの。

 今年のテーマは「水害からの復興で町を元気にしよう」。厚狭地域は昨年7月、大雨による厚狭川の氾濫で多くの民家や商店が浸水し、今も橋の架け替え工事が行われるなど復興作業が続けられている。水害によってひな人形が損傷したり川に流されたりしたため、例年より参加店舗が10店ほど少ないという。

 13年前から毎年夫婦でおひなさま作りをしているという「理容 ほかり」の若野忠さん、とみ子さん夫婦は「水害の影響のために例年の7割程度しか作ることができなかったが、ひなを飾ることで商店街を彩り、元気になれば」と期待を込める。

 おひなさまめぐり実行委員会会長の麻野達也さんは「今年はイベント開催に当たり、ボランティア団体の方からたくさんの支援をいただいた。商店街のみんなも復興を目指して本気になって取り組んだ。たくさんの協力で開催ができることを大変うれしく思う」と笑顔をみせる。

 今年は「見るだけでなく楽しんでもらおう」と新たに7カ所を巡るスタンプラリーも実施。6カ所でスタンプを押すと抽選会に応募することができ、商店街で使える商品券や地元特産品などが当たる。メーンとなる今月12日には、おひなずしの販売やお菓子のつかみどり、永山酒造による甘酒の振る舞いや新酒試飲会が行われる。

 併せて、同商店街各所で地元園児が描いたおひなさまの絵を飾る「まちかど美術館」も開く。

 開催は今月13日まで、期間中、6,000人の人出を見込む。

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