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宇部の画廊で「伊藤久三郎展」-遺族と交渉、絵画26点展示

絵画展「伊藤久三郎展」を開催している菊川画廊

絵画展「伊藤久三郎展」を開催している菊川画廊

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 宇部・東新川の画廊「菊川画廊」(宇部市東新川町、TEL 0836-31-9822)で3月6日、絵画展「伊藤久三郎展」が始まった。

同展で展示する作品。「ゆっくり立ち止まって見てほしい」とオーナーの菊川さん

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 同展は、シュールレアリズム(超現実的)や抽象画を主に描く京都出身の故・伊藤久三郎の作品展。1976(昭和51)年に京都府美術工芸功労者に選定された伊藤久三郎の作品は、京都国立現代美術館や東京国立美術館などにも多く作品を収蔵されている。

 今回展示するのは美術館に収蔵されていない作品で、油絵、デッサン画、鉛筆画やパステル、水彩で描かれた絵画など26点。同画廊オーナーの菊川俊雄さんが直接遺族の元へ行き、絵画の貸し出しを交渉し同展開催にこぎ着けた。中国九州地域では同画廊のみでの展示となるため、県内全域や九州からも訪れる人がいるという。

 自らの画廊を設けてから35年間絵画に携わり続け、2カ月に一度のペースで展覧会を開いている菊川さん。「毎回私の好きな画家の絵を展示しているが、人の心に訴えかける絵が多い。今回もぱっと見ただけでは理解できない絵が多いと思うので、考えずに心で感じて、ゆっくりと立ち止まって見てもらえれば」

 開廊時間は10時~18時。入場無料。今月20日まで。

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