高病原性鳥インフルエンザの防疫対策のために立ち入りを制限していた宇部ときわ公園(宇部市則貞3)が3月12日、全面開園する。
全面開園する宇部ときわ公園内の様子。常盤湖前には献花台が設置されている
同園では2月6日に衰弱死していた野鳥から鳥インフルエンザウイルスが検出されたため、2月7日より全面的に立ち入りを禁止していた。
今月6日から周遊コースなどを部分的に開放してきたが、この度全面開園を迎える。今月27日までは白鳥などが飼育されていた常盤湖前に献花台を設け、犠牲となった白鳥338羽を弔う。
常盤公園活性化推進室室長の能美朗さんは「長い間皆さんにご迷惑をおかけしたが、また新たに頑張っていきたい。もうそろそろ桜もつぼみがふくらみ園内の花も咲き始める季節なので、またたくさんの方に来園いただければ」と話す。
同園内売店スタッフの女性は「やっと開園することになってほっとしている。白鳥がいなくなって寂しいが、早く以前のようなにぎわいが戻れば」と話す。
同園では、今月13日から「春のキャンペーン」を実施する。観覧車を使った消防訓練や消防車乗車体験ができる「消防フェア」(3月20日)や「フラワーフェスタ」(3月27日)のほか、「さくらまつり」(4月3日)など毎週土日をメーンに14のイベントを実施。4月24日まで。
詳しくは同園ホームページで確認できる。