宇部ブランドの芋焼酎「長州侍(ちょうしゅうざむらい)」の販売が3月17日、今年も始まった。
同商品は、焼酎愛好家で結成された宇部の市民団体「長州芋侍士の会」が県産業技術センターの協力を得て2008年に初めて商品化したもの。強いコクと飲み口のまろやかさが特徴の同焼酎は、菊芋を入れることでその飲み口を実現している。アルコール分は25%。
販売初年は2,000本、昨年と一昨年は5,000本を販売してきたが、今年は販売数を7,000本と増やし、宇部市内の酒販店で販売する。
今月17日には全日空ホテル(宇部相生町)で「新酒完成記念発表会」を行い、支援者やボランティアなど約200人が新酒を楽しんだ。会場には東日本大震災の義援金を募る募金箱も設置された。
同会代表理事の木村一清さんは「今年は長い期間醸造し、ろ過の目を粗くしたことで風味を強く出した。これにより芋の風味とコクのバランスが一層良くなった。飲み口も良く、出来具合に満足している」と笑顔で話す。「今年は達成できなかったが来年こそは生産量3万本を目指していきたい。そのためにも販路を拡大していきたい」とも。
価格は720ミリリットルで1,500円。問い合わせは木村さん(TEL 0836-21-8006)まで。