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被災地に情報収集手段としてのラジオを-「エフエムきらら」が提供呼び掛け

ラジオの提供を呼び掛ける同局パーソナリティーの越智そのみさん

ラジオの提供を呼び掛ける同局パーソナリティーの越智そのみさん

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 宇部のコミュニティーFM「エフエムきらら」が現在、東日本大震災の被災地に送るラジオの提供を呼び掛けている。

FMきららに提供されたラジオ。2日で約40個が集まった

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 被災地では非常時の情報収集手段のラジオが不足しており、被災地周辺地域の情報やその他の災害情報を知ることができない状況にある。そうした現状を受けた同局は、ラジオを提供し被災地に情報が行き渡るようにと支援を決めた。

 「今月17日からラジオ放送とホームページ上で提供を呼び掛けているが、2日間で約40個のラジオが集まった」と同局取締役の田村知里さん。

 提供するラジオは、持ち運びができる小型ラジオで電池式か手動式のものに限る。ラジオの動作確認を各自で行い、新品の電池と予備の電池も用意し直接同局まで持参する。

 田村さんは「提供していただいたラジオはスタッフが1つずつ包装している。家にあるが使わないというラジオがきっとあるはずなので、ぜひ提供していただければ」と提供を呼び掛ける。

 同局に寄せられたラジオは山口宇部空港から東京に空輸し新潟県のコミュニティーFM「エフエムながおか」に届けられ、そこから陸路で被災地に届ける。

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