「PRAY FOR EAST」を合言葉に山口から元気を発信して東日本を応援しようという動きが、県内各地に広がり始めている。
この支援活動は、長門市で立ち上がった「PRAY FOR EAST from NAGATO ながとの元気を、東へ」から始まった。「落ち込まずに今まで以上に自分たちが頑張って東日本に元気を届けよう」という動きが山陽小野田、宇部、下関、山口、萩、田布施といった地域に拡散している。
具体的な活動内容は地域ごとに異なるものの、「PRAY FOR EAST」という言葉と共通のバナー画像を使いながら「自分たちなりに今出来ることを考えて行動しよう」と呼び掛けている。
今月20日(おのだサンパーク)と同21日(フジグラン宇部)に行われる「ソルジェンティ チャリティーライブ」では「PRAY FOR EAST」がUSTREAM配信を担当するほか、バナー画像を貼った義援金箱を置き、募金を呼びかける。
各地で予定されていたイベントが自粛される傾向がある中で、「今だからこそ頑張って実行しよう」「日本経済を停滞させないようにしよう」という動きも出てきている。「PRAY FOR EAST from SANYO-ONODA」のサイトを立ち上げた藤井海絵さんは「経済的な意味で、被災された方が歩き始めた時に歩ける道にしておくことが必要だと思う」と話す。
本州の西端で、祈りながら、考えながら、自分たちなりに出来ることをしようという人の輪が広がっている。