宇部・山陽小野田を中心に展開する酒店「リカースペース太陽」(本社=山陽小野田市平成)が4月2日、小中学生を対象とした職場体験を行った。
5年前から毎年春休みに実施している同取り組み。子どもたちの就業への興味・関心の向上や地域貢献を目的に行っている。
実施店舗は小野田店、厚南2号店、川添店、神原店、東岐波店、阿知須店の6店舗。1店舗につき小学生から中学3年生までの児童・生徒4~5人を募集し、実施店舗全店で約30人が参加した。
神原店(宇部市神原町2)では、小学2年生~中学1年生の男女4人が参加。朝礼から始まり、レジ打ちや店内の清掃、商品補充など、普段従業員が行っていることと同じ業務内容を体験した。水野秀和店長は「この体験の間は従業員と同じように接し、特にあいさつや礼儀について教えている。この経験を通して、少しでも働くことがどんなことか知ってもらいたい」と話す。
参加した上宇部中1年の三野竜治さんは「この体験で学んだあいさつや掃除をすることの大切さを将来働くときに生かしたい」と話した。恩田小5年の白石桜捺さんは「普段は経験できないことができて、とても勉強になった。楽しんで作業することができた」と笑顔を見せた。