「働くことの大変さ知った」-宇部商高2年生、市内53事業所で職場体験

インターンシップで洋菓子の製造体験をする宇部商高2年生

インターンシップで洋菓子の製造体験をする宇部商高2年生

  • 0

  •  

 宇部商業高校(宇部市際波)2年生が企業で就労を体験するインターンシップが2月16日、始まった。

[広告]

 6年前から総合的な学習の時間の一環として毎年行われている同校のインターンシップ。社会人とふれあい実社会で働くことで就労することへの意識を高め、キャリア形成につなげるのが狙い。2年生148人が宇部市内の53事業所に分かれて体験する。

 受け入れ先の事業所は主に宇部市内で、福祉施設や総合病院、結婚式場、スーパーやホテルなどがあり、本人の希望に沿った職種に割り振っているという。職場体験をした生徒は毎日その日を振り返る日誌を付け、学校に提出する。

 インターシップの生徒を毎年受け入れているという洋菓子店「May Fair(メイ・フェア-)」(宇部市相生町)の山室美津子さんは「生徒さんは社会で働いたことがない人ばかり。働くことの大変さを知ってもらって、将来に希望をもってもらえれば」と期待を込める。

 同店で、洋菓子の製造体験をした西村綾奈さんと松岡久美子さんは「手際良くしなくてはいけなかったり、1つの作業をしながら別のことを考えなければいけなかったりと、働くことの大変さを知ることができた」と話す。「将来どの職種に就きたいかは決まっていないが、この体験を生かして就職活動を行いたい」と意欲をみせる。

 インターンシップは今月18日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース