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宇部で「押し花うちわ作り」-花を通して自然の豊かさ伝える

完成したうちわを手に笑顔を見せる子どもたち

完成したうちわを手に笑顔を見せる子どもたち

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 宇部市民活動センター「青空」(宇部市新天町1、TEL 0836-36-9555)で8月9日、夏休み中の子ども向けに「親子花育教室 和紙を使った押し花うちわ作り」が開かれた。

子どもたちが作った「押し花を使ったうちわ」

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 主催は、宇部でフラワーセラピー、フラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーの教室「Angel Buquet(エンジェル・ブーケ)」を主宰する高橋朋子さん。幼稚園生から小学6年生までの子どもと母親の親子12組23人が参加した。

 押し花にされたヒマワリやアジサイ、コバンソウなど約15種類の夏の花を、うちわの骨組みの竹の上に思い思いに配置していき、薄くデザイン性の高い徳島産の和紙「阿波紙」を貼り、用意された子どもの名前の頭文字がひらがなで彫ってある消しゴム印を押して完成させた。

 フラワーセラピーを通じ、花を五感で感じ心をはぐくむことを伝えている高橋さんは、花をテーマに親子で触れ合いながら一つの作品を作る形式の教室も開いている。「近年の子どもたちの遊び道具の主流はゲームだが、それではバーチャルと現実が入り交じってしまう。花は折れたら再生しないことや自然の豊かさを伝え、今後も子どもたちが花と触れ合う場を提供していきたい」と話す。

 参加した小学2年生の女児は「竹にのりを塗るのが難しかった。お母さんと作って上手にできたからうれしかった」と笑顔で話していた。

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