宇部のB級グルメ「石炭包(パオ)」が9月1日に解禁され、市内9店舗で販売が始まった。
同商品は、5月に行われた宇部B級グルメ大会「ディスカバB」でグランプリを獲得したシーフードカレーパン「石炭包」をベースにしたもの。
炭鉱(石炭)で栄えた宇部をイメージし、「黒い生地で包む」「宇部産の具材を包む」「地元への愛とおもてなしにこだわる」をコンセプトにしている。
販売店は、「ブレドール」(昭和町)、「夢ふうせん」(北琴芝)、「パン・ペルデュ」(新天町)、「リッチモンドベーカリー」(西琴芝)、「メルシー」(新天町)、「メイ・フェアー」(相生町)、「キー・スパイス」(南浜町)、「四ッ葉」(明神町)、「宇部蒲鉾」(川上)。各店で具材や形が異なり、それぞれの味を楽しむことができる。
洋菓子店「メイ・フェアー」は竹炭と黒ゴマを生地に練り込み、宇部の特産品の小野茶を混ぜたカスタードを入れたシュークリームの石炭包を開発。同店の山室美津子さんは「宇部の活性化になればと参加を決めた。見た目が黒いスイーツは初めてなので不安もあったが、試食すると風味がとても高くおいしくできた」と話す。「多くの方に『石炭包』を知ってもらってメジャーになっていけば」と期待を込める。
宇部B級グルメの開発は、「宇部産の食材を使った料理を地元に定着させて食で宇部を盛り上げよう」と商工会議所青年部地域開発委員会が2年ほど前から企画。各店とも通年で提供する。
同事務局では販売店舗が一覧できるグルメマップを用意。スタンプラリーを実施し、5店舗を回った参加者先着200人にオリジナルタンブラーを進呈する。問い合わせは同事務局(TEL 0836-31-0251)まで。