宇部市内のJR駅周辺に自転車を設置してレンタサイクルの社会実験を行う「駅チャリ・うべ」が10月10日、始まった。
同実験は「環境にやさしい交通作り推進事業」の一環で、宇部市地球温暖化対策ネットワーク(=UNCCA、宇部市寿町2)が行う。
自転車を無料で貸し出し利用を促進することで、レンタサイクルの利用状況とニーズを調査する目的で実施。ターゲットは設定せずに幅広い年代の利用を見込む。
自転車を設置するのは、宇部駅横の「宇部駅有料駐輪場」、宇部新川駅付近の「ビジネスホテルアクセス」、琴芝駅付近の「シルバーふれあいセンター」、東新川駅付近の「ロイヤルシティホテル」の4駅。それぞれのサイクルステーションに2~3台の自転車を設置する。
利用方法は、各ステーション受け付けで必要事項の記入と本人確認を行った後、鍵を受け取り、利用後は借りたステーションに返却しアンケートに答える。内容は「ステーションまでの交通手段」、「利用目的」などで、利用制限時間は設けない。
同団体の兼久威短さんは「自転車はCO2を出さないエコな乗り物。車では見つけられない発見もあるし、そこから街づくりのありかたもきっと見えてくる。これからは自転車で移動しやすい気候、地球にも健康にも良いので積極的に利用してもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は8時~18時(ステーションにより異なる)。12月28日まで。問い合わせは同事務局(TEL 050-1298-4065)まで。
※実験は2013年3月31日で終了