宇部の洋菓子店「虎月堂」(宇部市昭和町3、TEL 0836-21-3543)に12月5日、「お菓子の家」がお目見えし来店客を楽しませている。
展示している「お菓子の家」は縦40センチ、横30センチ、高さ28センチ。屋根、壁、土台をクッキーやハードビスケットで作り、窓にはマジパンを使用。家の内部や屋根が崩れないようにクッキーを重ねて支えを作るなどの「基礎工事」も行った。
飾り付けには、着色したホワイトチョコやシュー生地でできたト音記号、星型のクッキーや動物型ビスケットなどを使用するほか、ドアの前では砂糖でできたサンタクロースが出迎える。
「一言掛けていただければ、食べてもらっても構わない」と同店オーナーパティシエの坂田淳一さん。「頑丈に作ってあるので歯が丈夫な人でないと食べられないかも(笑)」とも。
10年ぶりに『お菓子の家』を作ったという坂田さん。きっかけは「息子の結婚式に華を添えよう」と思ったことで、3週間をかけて制作した。「業務終了後に少しずつ作っていった。年内は展示する予定なので、お菓子の家が持つメルヘンの世界感を楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。
営業時間は9時30分~19時(祝日は10時~18時)。日曜定休。