宇部市内の観光・商業施設などを巡る新規循環バス路線「めぐりーな」(東部市内循環線)の運行が4月1日、始まった。
宇部市交通局が市内の主要施設へのアクセスや利便性の向上、市街地の活性化などを目的に、2年半ぶりの新路線として運行する同路線。市街地の幹線路線に加え支線を回るフィーダー交通としての役割を担い、必要箇所にはバス停を新設するなどビジネスや観光、新たな市民の足としてのニーズが期待される。
起点は宇部新川駅。「恩田・空港回り」と「沼・工学部回り」の2ルートを用意し、沼、大学病院前、高専グランド、SC・フジグラン宇部、山口宇部空港、ときわミュージアムなど35のバス停を1周1時間8分ほどで循環する。バスは定員39人の小型バスで、1便当たり20人前後の利用を見込む。
運行開始から4日が経過した。現在までの利用状況について、同局の大谷唯輝さんは「午前中は始発の恩田・空港回り、午後からは沼・工学部回りが多いようだ。以前までの山口宇部空港循環線よりも利用者が多い」と話す。「昨年末には利用促進・喚起を目的にフェイスブックページ『うべバス君』も立ち上げた。どんどん『いいね!』をクリックしてもらえたら」とも。
運行は1日8便、2時間ごとに出発する。