山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町、TEL 083-901-2222)で5月3日~6日、原発やエネルギー問題に関する映画の上映会「映画から原発とエネルギーを考える」が行われる。
上映会は、「これまでエネルギーとして期待・推進されてきた原子力発電の存在を見直し、これからについて考える時期である今」を受け、東日本大震災を端に発した原発事故がもたらしたことや、原発に替わるエネルギーの存在など「私たちのこれから」を考えようと開く。1日に2~3作品ずつ、全5作品を上映する。
上映するのは、チェルノブイリ原子力発電所からほど近い街に生きる人々などを映したドキュメント映画「プリピャチ」(1999年、ニコラウス・ゲイハルター監督)、原発全廃を決めたドイツの原発関連施設を追った「アンダー・コントロール」(2011年、フォルカー・ザッテル監督)。
そのほか、東日本大震災後に仙台出身の監督が制作し、約40年にわたり脱原発を訴え続けている小出裕章さんも出演する「friends after 3.11」(2011年、岩井俊二監督)や、30年以内に再生可能なエネルギーへのシフトができることを分析・紹介する「第4の革命 エネルギー・デモクラシー」(2010年、カール・A・フェヒナー監督)など。
料金は1,300円。上映スケジュールはホームページで確認できる。