山口・美祢市内を舞台に6月10日、地図とコンパスを使う野外スポーツ競技「フォトロゲイニング山口in美祢」が開催される。
ロゲイニングとは、コンパスと地図を用いてあるエリア内で指定されたチェックポイントを巡り、ポイントごとに付けられた得点をいかに多く獲得するかを競い合うスポーツ。県内では、昨年秋に開催した山口・阿知須、春に開催した秋穂に続く3回目の開催。美祢市観光協会が主催する。
当日は美祢市役所の駐車場に集合し、競技開始前にルール説明などを行い地図とチェックポイント一覧表を配布。2~5人で構成した各チームで3時間の制限時間内に自由に行動し、一覧表に載った30カ所のチェックポイントの写真と同様の写真を撮影しながら回る。
競技中の移動手段は、徒歩かランニングで「特別ルール」として昨年秋に運行を再開したJR美祢線の利用が認められる。現在までに、美祢市近郊のほか下松や周南、大分や福岡など他県から1歳~70歳まで幅広い層からの申し込みがあるという。
具体的なチェックポイントは当日まで明らかにされない同競技。「キーワードは、石炭や石灰石の産出で繁栄した同市にちなみ『ダイヤ』」と同協会の阿野太助さん。
「体力と時間を計算し、作戦も練りながら行動しないと高得点を取ることができない面白い競技で、同時に美祢市の歴史や文化にも触れることができる。当日は地元住民からの食のもてなしも予定している。美祢の新たな魅力を発見してもらえれば」とも。
開催時間は10時~13時。参加費は、一般=1,000円、小学生以下=500円(保護者同伴、3歳未満無料)。参加には事前の申し込みが必要。締め切りは5月25日。先着100組または300人。