「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズで知られる映画監督・アニメーターの庵野秀明さんが7月27日、「宇部ふるさと大使」に就任した。
宇部出身の庵野さんは、1984(昭和59)年に公開されたジブリ映画「風の谷のナウシカ」に主要スタッフとして参加し、1990年に「ふしぎの海のナディア」を制作。1995年からは「新世紀エヴァンゲリオン」を手掛け、劇中には、「一久ラーメン」や宇部の風景が登場することでも知られている。
同日、庵野さんのアニメスタジオ「カラー」で委嘱状の交付式が行われ、久保田后子宇部市長が委嘱状を手渡した。宇部の近況を報告した久保田市長は、庵野さんと今後の宇部の活性化について意見を交換。「多くのファンを持つ庵野さんの発信力を生かし、今後の活躍の中でPRに協力いただきたい」と期待を込めた。
地元にゆかりがある人を同大使に任命し、宇部の観光や文化などの魅力を全国に発信し、宇部の知名度アップを図る同取り組み。宇部出身のタレント・西村知美さんなども就任しており、庵野さんは54人目。