大手コンビニチェーン「ファミリーマート」は山口市内に初進出し、10月12日、2店舗を同時オープンした。
47都道府県に約9100店舗を展開する同社は、2000年に下関市に県内1号店をオープンして以来、山口県内ではこれまでに岩国市や周南市、防府市など海沿岸を中心に42店舗を展開してきた。今回の出店で「瀬戸内海側一帯への出店が実現」(同社広報)した。
オープンするのは、市内小郡中学校近くの「小郡下郷店」(山口市小郡下郷)と、ニトリ近くの「山口楠木町店」(楠木町)。売り場面積は「小郡下郷店」=38坪、「山口楠木町店」=36坪と同社標準仕様。
山口市への出店を記念し、今月9日から中国地方約400店舗で山口にちなんだオリジナル商品を販売。郷土料理をモチーフにした「瓦そば風茶そば焼き」(498円)、家庭料理で小中学校の給食としても提供されているチキンチキンごぼうをアレンジした「鶏肉と牛蒡の唐揚げ」(298円)と長州どりを使った「チキンカレーパン」(135円、四国地方でも販売)の3種類を用意する。
同社広報担当の石井里織さんは「当社独自のサービスをさらに多くの方に利用いただけるようになり、これまでに以上に利便性がよくなることを期待している。今後も山口県内への出店を進めていき、地元とコラボした商品やサービスなどを通して好んでいただける店にしていきたい」と話す。