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山口にガーナの家庭料理専門店「バオバブ」-アフリカのお酒も

笑顔を見せるガーナ出身のサムさんと妻の優子さん

笑顔を見せるガーナ出身のサムさんと妻の優子さん

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 JR山口駅近くに11月22日、ガーナ料理専門店「BAO BAB(バオバブ)」(山口市駅通り1、TEL 090-2760-1699)がオープンした。

トマトベースの「ガーナカレー」

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 店舗面積約50坪、席数カウンター4席、テーブル席16席。ガーナの首都・アクラ出身のクワシー・サミエル(愛称・サム)さんと山口出身の妻・優子さんが開いた。

 今年4月、ガーナの家庭料理をイベントに出店。これをきっかけに市内の飲食店内で同料理を期間限定で提供したところ、「とても好評だった」ことから出店に踏み切った。

 メニューは、オクラやチキン、トマトなどを入れた「ガーナカレー」(850円)やライスボールにピーナツ風味のトマトスープをかけた「オモツ」(850円)、ガーナ流炊き込みご飯「ジェロライス」(900円)や焼き鳥「スーヤ」(500円)、「ケバブ」(600円)などガーナの家庭料理約20種類。ランチタイムは、「ガーナカレー」など約5種類を提供する。

 食材は、県産の長州鶏や地元産の野菜を使い「山口では手に入らないもの」はガーナ産を使う。ガーナ産のカカオを使った「ガーナココア」(500円)や「ヤシの実ワイン」、「ガーナのハーブ酒」(以上800円)など、アフリカから取り寄せるアルコール類も約30種類そろえる。

 妻の優子さんは「ガーナ料理の店は県内、近県でも珍しいのでは。山口で受け入れてもらえるのかなという不安もあったが、スパイスを使わないトマトベースの本場の味を好いてくださる方も多い」と話す。

 日本に在住して約20年になるサムさん。「ガーナと日本企業を結ぶ仕事をしていたことからも、ガーナと山口の交流ができればと思い出店しようと決めた。私が幼いころから食べている料理を山口の人に食べてもらえることがとてもうれしい。ガーナの文化にも興味を持ってもらえたら」と話す。

 営業時間は11時~15時、17時30分~22時。

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