2012年の年末ジャンボ宝くじで、「奇跡の売り場」とされる「宇部琴芝チャンスセンター」（宇部市常盤町1）から1等当選が出なかったことが1月4日、分かった。

売り場には2等・3等の当選通知が張り出された

　2009年の年末ジャンボ宝くじから3年連続で1等当選を出していた同売り場。宝くじファンからは「4年連続1等当選」の大きな期待がかかっていた。

　「私どもとしても期待が大きかっただけに正直なところとても残念な気持ちでいっぱい」と肩を落とす同売り場担当者。1等は出なかったものの、同売り場からは2等（3,000万円）1本と、3等（100万円）11本が出ている。

　山口宇部エリアではそのほか、山口ゆめタウンチャンスセンター（山口市大内御堀）から2等が1本、3等が2本の高額当選があったほか、宇部市内ではアルク琴芝店（西琴芝1）やメルクス宇部（東岐波）などから3等が出ているという。市民やファンの期待も届かず、山口県内から1等と前後賞の高額当選は出なかった。

　年末ジャンボ宝くじの販売期間中は連日長蛇の列を作っていた同売り場。宝くじの神様は宇部の街から旅立ったのだろうか。

　同売り場担当者は「1等は出なかったが2等・3等がこれほど多く出ているのは、売り場の規模からして全国的にものすごいこと。今年も『ジャンボ宝くじ』で億単位の当選が出てフィーバーすることを期待している」と話す。