宇部・東岐波の道路沿いに設置されている「イチゴ自動販売機」が道行くドライバーの間で話題を集めている。
イチゴ自販機が設置されているのは、山口宇部道路・宇部東インター近くの農免道路沿い。イチゴの栽培などを手掛けるナチュラルアート宇部農場(宇部市東岐波王子、TEL 0836-58-4878)が、「卵自動販売機」としてグループ会社が利用していた自販機を使い、5年ほど前からイチゴを販売している。
今シーズンは1月上旬に営業を開始。イチゴはパック詰めにした状態で自販機のボックス内に置かれている。自販機には48個のボックスがあり、利用客は好きなボックス内のイチゴを購入することができる。価格は1パック300円~600円で、イチゴの大きさによって異なる。
販売するイチゴは同所横のビニールハウスで栽培。「今年は11月の寒さが響いたために生育が遅れているが、粒が大きなイチゴが実を付けている」と同農場長の石本靖夫さん。同自販機では、その日の朝に摘んだ「紅ほっぺ」と「さちのか」を毎日昼前後に補充している。
売れ行きは上々で昼過ぎには完売することもあるという。「5年前に『農地直送のイチゴ』の旗を立ててから口コミで広がっていった様子。もう少ししたら小粒のパック(300円)や形がふぞろいのジャム用(600円)も登場する予定」と石本さん。「常に新鮮なイチゴを提供しているので、ぜひご利用いただければ」とも。
5月末まで販売する。24時間営業。