山口の維新百年記念公園(山口市維新公園4)で4月6日、「第2回湯田温泉スリッパ卓球大会」が開催され、熊本県のPRマスコットキャラクターの「くまモン」が参戦して地元のゆるキャラと熱戦を繰り広げた。
湯田温泉街の旅館で実際に使われているスリッパをラケットにして行う同大会。県内をはじめ、北海道や大阪、福岡などから昨年を上回る約320人が参加した。くまモンの参戦は、湯田温泉が熊本・黒川温泉など九州の3カ所の温泉地と今年1月に「ご当地温泉卓球振興協議会」を立ち上げたことから、同大会を応援する目的で実現したもの。
エキシビションマッチとして、湯田温泉のゆるキャラ・ゆう子と「早すぎてボールが見えない」という「エア卓球」で勝負したくまモン。ゆう子のサーブから始まり、先制点を入れられるとショックを受けた様子を見せ、3マッチの激しい「打ち合い」の末、実況で負けを告げられると落胆した様子で、ひざまずき床にスリッパをたたき付けて悔しさを全身で表現した。
敗因については、「後ろにきれいなお姉さんがいたから、よそ見をしてしまった」と通訳を通してコメント。見かけによらない機敏でユニークな動きと愛らしさをふりまき観客を沸かせた。
試合を実況したFM山口の築地雄太郎さんは「打ち合わせと全く違う試合だったが(笑)、それも『ゆるい』ポイント。地元に花を持たせてくれたが、何よりも観戦していた参加者の選手の皆さんやお客さまの笑顔が一番良かった」と笑顔で話す。